原型:★アゲハント♀
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参考台詞:
『ぽら…、ごめんなさい』
『空ってこんなに、ぼやけていたかしら…』
『そうね、彼は自分勝手でとても強情な人だったわ。でも、そんな彼を愛しているの』
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概要
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『創作寄りpkg世界(LA)』に登場する人物。自宅看板CPの一組。
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プロフィール
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名前:マレ
年齢:20歳(見た目)
身長:163cm
一人称:わたし
二人称:あなた
誕生日:不明
誕生花:不明
家族:祖父母・父親・妹
他血縁者:親戚多数
知情意:意
名前の由来:アイヌ語で『蝶(マレウレウ)』
※イメージCV・曲
イメージカラー:金色・紫色・黒色
イメージフラワー:シオン・アマランサス
花言葉:
シオン『追憶』『あなたを忘れない』『遠くにある人を思う』『時が経つのを忘れて』
アマランサス『終わりのない愛』『粘り強い精神』『不滅』『不老不死』
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人物
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蠕動一族(虫タイプの一族)の次期当主。
当主の証である宝玉の場所は『右肩』
神(アルセウス)から宝玉(プレート)を与えられ、伝説の英雄と共に深奥に挑んだ十人の英雄の子孫であり、蠕動一族(虫タイプの一族)の本家筋の人間。
他のアゲハント族とは違う金色の髪と空色の瞳を持って生まれたために周りから疎まれ、人目に触れぬよう屋敷の離れにある蔵に監禁され、ある事件で死去したが、一人の青年(ドクケイル♂)によって時の神(ディアルガ)に「マレの時を戻すよう」願われ、復活した姿。
青年が自身の生きて来た道を譲る形で時を戻された為、同じ年齢、同じ立場、青年の瞳の色と髪の色に少し染まっている。
マレはまるで青年と成り替わるように過去の人生が形成されている為、誰も彼の事を覚えていない。が、彼の時間はマレの中に存在している為、マレだけが戻った現在の世界で青年の事を覚えている。
マレは、時の神の力によって蘇ったも同然の身体となった為、不老不死(時の神の眷属)となった。
一族の者達は『夢で神(アルセウス)よりお告げがあった』とされ、マレが不老不死になった事は認知されており、不死の象徴である『蝶』の在り方を体現したその姿に、一族から崇拝される存在となってしまう。
時が戻る前と同じく、温和で優しい性格なのは変わっていないが、上記の事もあり、何処か儚げでこの世の無常さを憂うようなしっとりとした雰囲気を纏っている。眉を顰めていつも悲し気。
言葉も文字も理解できるようになったが、声の出し方(声量)だけは今でも不安で、か細く優しく話す。
かつて小さな胸に抱えていた密かな夢『ぽらと、きれいなおそらをみる』ことは永遠に叶わなくなってしまった。
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過去
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11歳の頃、蔵の格子窓越しにこちらを見つめている少年(ドクケイル♂)に出逢う。
生まれてはじめてマレに優しく接し、笑いかけてくれる少年に心を開き、名前を教えてもらい「ぽら」と呼び慕う。
なんとかしてマレを蔵から解放しようと働いてくれている少年に申し訳なく思いつつも、「ぽらと、きれいなおそらをみる」という小さな夢を持つようになる。
ある日、格子窓越しに少年が高価そうなランプをプレゼントしてくれた。
「君に似て、とてもきれい…だったから」そのような事を言われた気がする。
マレは宝物を抱えるように大事に毎晩抱きしめて眠った。
しかし、何日かして世話役の人間たちがマレが抱えている高価そうなランプを見つける。
「こいつは蔵から勝手に出て盗みをした!」と勘違いされ、壊されるランプを庇う。
最初は打撲だけで済んだが『マレの世話という下位の者の仕事』に嫌気が差していた世話役たちは、マレが勝手に身を投げだしてきたのだと、いくつもの暴行を行い死亡させる。
途中で一人の少年に見つかり、マレを庇うように飛び出して来たが、最期は泣きつく少年を拘束しながら遺体を焼却炉に投げ入れた。
ここで彼女の生涯は幕を閉じたかに思われたが…。
本編終盤にて、成人になった『少年』ことポラフ(ドクケイル♂)が、時の神(ディアルガ)と相対し、自分の身を犠牲にマレの時間を巻き戻す。
ポラフの時を受け継いだ形となって復活したマレは、ポラフと同じ20歳の身体と、ポラフの記憶を手に入れる。
ポラフは、それがたとえ身勝手な思いであろうとも、覚悟の上でマレの時間を取り戻した。「自分があの日奪った時間をマレちゃんに返せた」と微笑んで。
しかしマレはそんなこと望んではいなかった。
マレの夢は「ぽらと、きれいなおそらをみる」ことだった。
あの日、蔵ではじめてポラフと出逢った時、羨望の眼差しで見ていた空を、外を“一緒に”見たかった。澄んだ空の下で笑う彼を見たかった。
彼のいない世界で、彼の記憶を自分だけが抱えて、これからも永遠に生きていく。
(マレを蘇らせたのは時の神(ディアルガ)である為、彼の眷属となってしまったマレは、不老不死の身体となった。まさしく不死の象徴である蝶のように)
ポラフの時は、マレが吸収してしまった為、ポラフは生まれ変わる事も、マレともう一度再会する手段も無い。
マレに永遠の命を与え、自らの夢は叶えたが、マレの夢(ぽらときれいなおそらをみる)は叶えなかった。
ポラフはそれも覚悟の上でマレに全てを渡した。
これは、そんな酷い男と、それでも愛してしまう女の子のお話。
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関連人物
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◆ポラフ(ドクケイル♂)
はじめて自身に笑いかけ、話をしてくれた人。
だいすきで、そしてとっても自分勝手な人。
もう自分しか彼の存在を覚えていないけど「ぽらと、きれいなおそらをみたかった」
マレの好きな色は薄紫色。ポラフの柔らかくてあたたかい髪の色が好き。
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外見
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薄い金色の美しい髪。ポラフの時を取り込んだせいか、毛先のクセ毛がさらに強く出ており、毛先も紫に染まっている。
前髪の一部は紫色。
毛量は自宅比多めの方である。ふわふわ。
三つ編みはポラフを想ってのもの。
頭には眷属の証である翼が生えている。
自身の為にこの世から存在ごと消えてしまったポラフを想い、喪に服している。(黒い服を着る)
着物の柄は、不死の象徴である鱗模様。
しっとりと濡れる空色の大きな瞳。こちらもポラフの時を取り込んだせいか、下半分が金色に染まっている。
かつてのような笑顔はもう見せない。
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うちよそ関係
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★お友達関係のみ募集しています。
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関連イラスト
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