朱殷(シュアン)
- 真辮 紬
- 2022年8月27日
- 読了時間: 10分
更新日:4月3日

原型:ウルガモス♂
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参考台詞:
『太陽は昇って沈むを繰り返す。オレ様の命も、生まれて落ちるを繰り返してるだけさ』『不死身の太陽神って言ったってなあ、記憶は毎回引き継げるかわかんねーし、正直怖いよ』
『オレは待つよ。カタナギちゃんの心を。そんでもう一度お前と恋をしたい』
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概要
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『pkg世界(BW2)』に登場する人物。自宅看板CPの一組。
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プロフィール
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名前:朱殷(シュアン)
年齢:26歳
身長:188cm
一人称:オレ様、オレ
二人称:お前
誕生日:無し
誕生花:無し
家族:無し
他血縁者:無し
知情意:意
名前の由来:時間が経った血の色を意味する『朱殷』
※イメージCV・曲
イメージCV:
イメージソング:
『共感覚おばけ/ササノマリイ』(シュアン×カタナギ)
『ラブソング/キタニタツヤ・Eve』(シュアン×カタナギ)
『終わりへ向かう始まりの歌/初音ミク』(シュアン×カタナギ)
『月を見ていた/米津玄師』(シュアン×カタナギ)
『邂逅/BUMP OF CHIKEN』(シュアン×カタナギ)
イメージカラー:朱殷(濃い紅色)
イメージフラワー:彼岸花(赤)
花言葉:『情熱』『あなたのために何でもします』『また会う日を楽しみに』『再会』『想うはあなたひとり』『悲しい思い出』『妖艶』『陽気』『転生』
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人物
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黒紅のギルド所属団員。
落ちては また昇る太陽のように 特殊な肉体転生を持つ、太陽神。
本来(古代)の姿もあるらしい。
刃物で刺されても銃で撃たれても肉片になっても生き返る。
正しくは輪廻転生の回転が早すぎるため、そう見えているだけであり、細胞が死ぬとき新しい細胞が生まれ、身体が一から新しく創り直されるという特殊なサイクルを繰り返しており永遠に生き続けている。
ただし記憶は毎回引き継げるかわからない為、生き返る度に「“これ”は本当の自分なのか」と怯えている。
子どもっぽく見栄っ張りで、めんどくさがりな性格。
気に入ったものは何があっても手放さない。
ヤンデレの素質がある。
昔は悪逆非道の神代表とも言うべき傍若無人っぷりで、人間のことはすぐに死んでしまう消耗品程度にしか思っていなかったが、ある日自身と人間との間で、神が執り行った儀式により出逢った生贄とふれあった経験からだいぶ丸くなった。
白銀のギルドの団長であるカタナギに対して強い興味を持っており「カタナギちゃん」「ナギちゃん」と呼び、振り向かせようとよくちょっかいを出しに行っている。
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過去
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上記の悪逆非道の神時代とカタナギとの関係について(とてつもなく長いです)
シュアンは太陽神である。
元々は悪神の快楽主義者。
その炎で火災を引き起こすとも、寒冷の地にて人々を暖めて救ったともいわれているが、そのどれもが本当で基本気まぐれ。
両極端な性質を持っているが、一貫して人々からは畏怖の対象であった。
そんな好き勝手しているシュアンを鎮めるために、当時の人々は生贄を差し出すことにした。
そこで自ら名乗り出たのが『椛/もみじ』 カタナギの前世にあたる男である。
人間側は、シュアンが唯一好きにしていいモノ(人間の生贄)を差し出す。
シュアン側は、
『その壱』
人の命を奪ったことのある神である為、人間の命と密接に関わることはしない。そのような場に近づいてもいけない。
(これは、椛が万が一病を患い入院しても、見舞い(病院)にはいけない。その後逝去し、葬式をしても参加はできない。墓場にもいけない。そして愛しい人は自分のものではない炎で身を焼かれる事になる)
『その弐』
政府の監視下にいること。
という契約の下、全能の神『アルセウス』が取り仕切った生贄の儀式だった。
シュアンはかつての悪逆非道から、現代での行動に大きく制限が掛かった。
この制限を彼は「人間達と神が面白い事要求してきた。笑える」ぐらいにしか当時は思っていなかった。後にこの判断が自身の身を縛ることになるとも知らず。
はじめての自分だけの人間。何をしてもいい。しかもこの人間は自ら進んで身を捧げに来たという。
面白いヤツ。椛への最初の印象はこれだった。
しかし、脅しても怖がらせても、椛は表情一つ変えなかった。無理矢理抱いても変わらなかった。
面白くないヤツ。椛への印象は変わって行った。
もういいや。嬲って殺してしまおう。そう思い首に手を掛けた。
すると椛は一言「貴方のお役には立てましたか?」と聞いてきた。
シュアンは首を傾げながら答えた。「なんも役に立ってない。だからここで最期なんだよ」
すると椛はきょとんとした顔で「ならば殺してはダメなのでは???」と問うてきた。
「命乞い?意外と見苦しいな?」
「そうではありません。俺は皆の役に立ちたい。貴方の役に立てと送り出されてきました。その役目を全うしてから死にたいです」
「役立たずは殺すの!居ても意味ないでしょ!」
「だったら役に立つよう頑張るのでその後で殺してください!俺は人間代表でここに来ているんです!」
「じゃあ最初から役に立ってよ!お人形みたいな態度じゃなくてさあ!素でいてくれない!?」
「じゃあ最初からそれを言え!こっちは人形のように振る舞えと厳しく言われてるんだ!それにお前だって初対面の時、あの態度で「面白いヤツ」って言っていたじゃんか!俺は好きでああだったわけじゃない!面倒だなこの神!!」
いつの間にか言い合いになっていた。なんだこの人間は。口調もどんどん変わって行っている。
椛の首から手を離した。
「オレ様一応悪逆非道の太陽神って呼ばれてるんだけど、こんな言い合いまでして怖くないの??」無意味だと思うが一応聞いてみた。
「別に。怖いなら最初からお前の所になんて来ないよ。俺は人の、神の役に立って死にたい」やはり平然と答えた。
『人間代表で来た』『役に立てと言われている』『お人形のようになれ』『役に立って死にたい』…言葉の端々から感じた、何処か普通の人間とは頭のネジが違うように思えたが、今はまず…こいつ、やはり面白い人間である。
前言撤回。こいつとの生活、もう少し送ってみてもいいかもしれない。
それからは楽しい生活が続いた。
前のようにお人形のような椛よりも、素の椛の方が好みだった。
くるくると変わる表情。大きな口を開けて笑う笑顔、物怖じせず自分に接してくる堂々とした態度。
シュアンは少しずつ椛に惹かれていき、他の人間相手に好き勝手することもなくなった。
これからは椛と共に生きよう。椛のために生きよう。彼とただ毎日バカな事で笑って、彼を毎日笑顔にさせよう。そう心の中で誓った
穏やかな日々を過ごす二人だったが、ある日、椛は不治の病に侵されてしまう。
太陽神のシュアンの力で回復させようと試みたが、ここで一つの契約が生きてしまう。
『人の命を奪ったことのある神である為、人間の命と密接に関わることはしない』
なぜ、あんな契約を結んでしまったのだろう。全能の神、アルセウスが執り行った契約であるため、シュアンにはどうすることもできなかった。
かつては愚かだと思っていた『神に祈る』という人間の行為に縋りついた。
しかしアルセウスはただ笑い、答えてはくれなかった。
シュアンは契約を破って、昇っては落ちる太陽の性質(円環)を持つ自身の炎で椛を弔い、永遠に円環の中に彼を縛り付ける事で、彼を救い、永遠に共に生きようと画策したが、椛がこれを拒否。
「人の子としてお前に愛された人生だから、人の子として生を終わりたい」と願った。
最終的に椛は、シュアンの手で首を絞められて息を引き取った。
椛は、名前もわからぬ病で醜く死んでいくならば、一刻も早く生まれ変わって、シュアンに寄り添いたいと願っていたのだ。
自分で命を絶ってしまったら輪廻転生はできない。ならば愛する者の手にかかって死にたい。
「…俺は、お前の役に立てたかな?」
「いないと、困るぐらいだよ」
シュアンは現在でも、椛の墓場には行けていない。勿論葬式にも参加はできなかった。
唯一見ることができた彼の最期の姿は、自分のものではない炎で身を焼かれている証の『遠くに立ち上る煙』だった。
生贄が死んだため、人々は新たに生贄を差し出そうとしたが、シュアンはこれを拒否。
その代わり、今後生贄は自分で決めたいという契約に変えた。アルセウスはこれを了承した。
シュアンは椛に出逢って、改心はしたが今までの罪は消えない。
彼はある意味この過去の非道を逆手に取って、現代でも生贄を要求している。
人々からの畏怖の印象を保つため黒のギルドである黒紅のギルドに現在所属し、『悪逆非道を働いた太陽神』として変わらず生贄をもらうことを条件とした。
椛が生まれ変わる日を待って。
シュアンは椛が亡くなってからずっと、人々との間に設けたルールを尊主するようになり、無駄な殺生もしなくなった
現世に降り立った神は、人との理を崩さぬようある程度の制限がある。
シュアンはこれを一度破っている。(直接多くの人間を手に掛けている)ため、アルセウスから罰として、生贄の魂が感知できるようになるのはその魂が20歳になった時。という制約を掛けられている。
(20歳なのは椛がシュアンと出逢った歳が20歳だから。アルセウス曰く「粋でしょ?」)
しかしこの制約により、シュアンは生贄の魂(生まれ変わった椛/カタナギ)が20歳を迎えるまでに生きられなかったとしても、迎えにも助けにもいけない。
次の輪廻転生を待つしかない。それが罰である。
椛の魂(生まれ変わり)が無事に20歳を迎えられるまで生き延びる事ができたのは、現在の椛/カタナギが初めてだった。
現在の椛/カタナギが20歳の時、彼の魂を感知。
すぐさま自身の配下であるシルムを送り出し、保護をする。(政府(ギルド)の元へ置く)
そしてシルムの伝手でギルドに加入した現在の椛/カタナギに接触し、今に至る。
シュアンが現在、椛/カタナギを自身の元へ無理矢理連れて行かないのは、「かつて(前世の椛)のように自分の足で自分の元に来てほしいから」という想いが込められている。
その魂の在り方が最終的に現在の椛/カタナギとして独立しても、前世に戻っても、どちらでも、彼は待つ。
「数百年待てたんだぜ。これぐらいどうってことない。ナギちゃんの心を待つよ」
死に掛ける度に、太陽のように昇っては沈む性質(輪廻)を繰り返すシュアンは、身体を新しく再生することができる。しかしそれと同時に記憶も新しくなる。
その時に愛する人の事を覚えていられるかは、わからない。全ては神(アルセウス)のみぞ知る。
その恐怖から目を逸らしながら、彼は今日も椛/カタナギに逢いに行く。
現在の、本名の椛という名を捨て、カタナギとして生きていることについては、特に何も思っていない。
「ナギちゃんの魂と愛は変わらないからね」とのこと。
※以下ちょっと暗めの二人
ある日カタナギが元娼婦だということを知り、彼を手に入れたくて仕方なくて、限界が来て同意の無い行為をする。
元奴隷で男娼のカタナギのトラウマを抉るような行為だが、シュアンは酷く優しく、震える手で行為を進める。
頭の中はカタナギを手に入れたくて、どうしたらいいかわからず、首に手を掛ける。
一方のカタナギは、トラウマを抉られ、嫌だと思いながらも、シュアンの手の優しさと震えに、困惑しながら彼を抱き締め「どうした?」と優しく頭を撫でる。
トラウマであるはずの行為をされてもなお自分を気遣うカタナギに、シュアンは更に溺れて行く。依存独占型ヤンデレの気が少々ある。
「これが人間の言う愛してるってモノなら、怖いね。ドロドロで汚くて、カタナギちゃんに向けていいものなのかな…?
でもごめんね、もうどうしたらいいかわからないんだ。
オレ様の事愛してるって、オレだけのモノになるって、世界も何もかも捨ててオレだけでいいって言ってよ。嘘でもいいからさ。
オレ、次の輪廻でナギちゃんのこと忘れちゃうかもしれないんだよ?
じゃないとオレ、本当に、殺しちゃうかもしれない…。待つって決めてるんだ。お願い、オレを止めて」
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関連人物
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◆カタナギ(本名:椛/もみじ)
『オレの運命』『オレの世界を変えてくれた人』
前世では恋人同士だった。その魂にも勿論惹かれているが、現在のカタナギ自身にも惹かれている。もう一度一緒に恋に落ちよう。
詳しくは過去を参考に。
◆シルム
自身の炎を分配した直々の配下。信頼している。
彼も彼である女性に恋に落ちたせいで苦しんでいる姿を見て「やっぱり似るんだね」と苦笑いしている。
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外見
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長くてさらさらの黒い髪(スーパーストレート)
指どおりはなめらか。
頭には角。古代の姿(チヲハウハネ)になるとさらに大きくなるらしい。
耳はエルフ耳のように尖っている。
鋭い歯(ギザ歯)。
瞳は深い水色。ハイライトは無し。
瞳孔は縦と横。
爪紅と目元に化粧を施しており、色は紅色。
楽な恰好が好きなので着物の袖の縫い目は切っている。
胸元も大きく開けている。
高い下駄を難なく履きこなす。
モチーフ:七つの大罪(強欲・色欲)
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うちよそ関係
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★お友達関係のみ募集しています。
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関連イラスト
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シュアン×カタナギ
旧デザイン