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環(タマキ)

  • 執筆者の写真: 真辮 紬
    真辮 紬
  • 2024年8月28日
  • 読了時間: 7分

更新日:2024年8月29日


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原型:サニーゴ♀

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参考台詞:

『タマキの瞳の色は、お兄さまと同じ色です。だからタマキ、自分の瞳が好きになれました』

『ごめんなさい。ごめんなさい。タマキが生まれてきてごめんなさい』


『お兄さま、手を…握ってくださいまし』

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概要

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『pkg世界(剣盾・剣盾外伝)』に登場する人物。

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プロフィール

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名前:環(タマキ)

年齢:13歳→15歳(目覚めた時)

身長:143cm


一人称:わたし、タマキ

二人称:あなた


誕生日:6月5日

誕生花:エクメア・ファスキアタ(シマサンゴ)


家族:両親、義兄

他血縁者:親戚多数


知情意:意

名前の由来:人との繋がりを表す『環』、輪の形をした玉、宝石の意味の『環』



※イメージCV・曲

イメージCV:石見舞菜香さん(ライスシャワー/ウマ娘)

イメージソング:

『アイネクライネ/米津玄師』(タマキ→ヒアキ)

『ふたりごと/RADWIMPS』(ヒアキ→タマキ)

イメージカラー:桃色・水色

イメージフラワー:タマサンゴ/エクメア・ファスキアタ(シマサンゴ)

花言葉:

タマサンゴ→『神秘的』『あどけない』『あなたを信じる』『愛情』

エクメア・ファスキアタ(シマサンゴ)→『他人を思う気持ち』『思慕の情』

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人物

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丁寧なお嬢様言葉で話す、純粋で心優しい女の子。

いつも小さく微笑み、笑顔を絶やさないようがんばっている。


自宅ガラル地方に住むとある貴族の一人娘。

勉強・習い事・礼儀作法・花嫁修業等々…日々多くの勉学に追われている。

あまり飲み込みが良い方ではない為、両親からは呆れられ、良い血筋の貴族とのパイプ(政略結婚に使う)としか見られておらず、冷遇と体罰は日常的。

幼い頃からの扱いで、あまり自己肯定感は高くない。


隠れて一人泣いていると、いつも必ず見つけ出して手を引き、抱きしめてくれるとっても優しい義理の兄『ヒアキ(モスノウ♂)』が大好き。



現在は、とある事件に巻き込まれ、二年間昏睡状態となっており、桃色の髪は日に日に白髪へと変化している。(サニーゴからサニゴーンへ性質が変わって行っている)


昏睡状態中は、いろんな人の夢の中を彷徨っている。



※原因(ストーキングについて少々取り扱っています。ご注意下さい)

タマキはストーカー被害に遭っていた。

ずっと迷っていたが『今日逢いに行く』との手紙に恐怖を覚えたタマキは、兄にそのことを打ち明けた。

兄は、家ではなく自身が所属するエーテル財団に保護してもらおうとすぐに手続きを行ってくれたが、男の方が一歩早く、タマキと接触してしまった。


タマキはその男を自己防衛で、壁に飾ってあったナイフで刺してしまう。

兄は、自身から離れてしまったタマキを探しており、ちょうどその現場を目撃する。

兄はタマキを別室へ運んでから、まだ息のある状態である事を確認して、拳銃で止めを刺した。

「お兄ちゃんがこいつを殺したんだ。お前じゃないよ」と罪を被る。

タマキは、自分が人を刺してしまった事・大好きな兄が真実を隠して自分を守るために人を殺めてしまった事を察し、酷いショックを受けて精神を病んでしまう。

遺体の処理等は兄が全て行った。


まともに歩くこともできず、車椅子生活になったタマキは、ある日兄と共に公園に散歩に出掛けたが、道路から暴走した車が突っ込んできているのを兄より先に気付き、兄を庇う為に飛び出して車に轢かれ、意識不明の重体(現在は怪我も治り昏睡状態)となってしまう。


母は「身体に傷が残らなければいいです。嫁ぐのに支障があっては困りますから」「跡取りのヒアキを守った事だけは評価できますね」と、全くタマキ自身の心配はしていなかった。

兄は、この時初めて義母に手を上げたという。


突っ込んできた車は、兄が所属するエーテル財団の敵対組織のもので、タマキのストーキングをしていた男は敵対組織代表の嫡男だった。

組織の代表は、何処から兄とタマキと息子の揉め事を知って、兄を消す為に事故を装っており、完全に大人の逆恨みに巻き込まれたものだった。


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過去

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※ちょっと長いです。

タマキが産まれた時、両親は落胆した。

『タマキ』という名は跡継ぎの男児を想定してのものだった。

母は子どもが出来にくい身体であり、タマキを産んで心身共に弱ってしまった。

父も落胆の気持ちはあったが「まだ良家へ嫁ぐことができる。教養を完璧に身に付けさせよう」と考え、妻を支えていた。


しかし、年齢を重ねる毎に、学ぶべき勉学が増えていく毎に、両親のタマキへの扱いは悪くなった。

「出来の悪い子だ」

「どうして皆が出来る事を貴方はできないの?」

「もっとまともな子を産みたかった」

「最後の、希望を掛けた子どもだったのに」


両親の期待に応えられない自分を恥じた。全て自分のせいだと思った。

『ごめんなさい。ごめんなさい。タマキが生まれてきてごめんなさい』


だから、自分の代わりだと連れて来られた義理の兄を見て、とてもほっとした。

『タマキには代わりがいる』のだと。

兄は自分とは違い何でも出来た。とても大人びていていつも本を読んでいて、頭も良かった。

しかし、感情だけは欠落していた。笑顔を見たことがなかった。

だからタマキは兄の笑顔が見たくて、いろんなことをした。

面白いことを言ってみたり、遊びに誘ったり、お気に入りの花畑へ連れて行って花冠を作ってあげたり。

それでも兄は笑わなかった。

あまり良くない頭のタマキには、もう策が思いつかなくなった。


ある日、いつものように一緒に遊んでいたら考え事をしていたせいで、タマキは高い崖から落ちそうになった。

落ちる瞬間、いつも無表情な兄の顔が驚きに染まり、手を伸ばしてくれた。

嬉しかった。

叩かれる為に伸ばされる手ではなく、自分を救おうと伸ばしてくれる手が。

はじめて見せてくれた、自分に向ける表情が。


間一髪のところを兄に助けられ、引き寄せた反動で抱きしめられる。

もう忘れてしまっていた人のあたたかさに、後から理解し、やってきた恐怖に、大粒の涙が零れた。

『兄が自分を助けてくれた嬉しさ』で笑顔が、『命の危険を体験した事』で涙が溢れぐちゃぐちゃの顔になった情けないタマキの顔を見て、兄は「…不細工」と呟いて安心したように小さく微笑んだ。


家に帰り、いつもより汚れて帰って来た二人を見た両親に事情を話した。

両親は落ちそうになったタマキを心配するのではなく「兄を危険な目に遭わせた」とタマキを叩こうとした。

するとその時、あたたかいものに包み込まれた。

「今回のことは、ちゃんと周りを見てなかったボクにも比があります」と、今まで見て見ぬふりをしていた兄が、タマキを庇うように抱きしめてくれていた。

兄のおかげで今回は体罰を受けずにすんだ。

「キミ、今まで笑って流してたから平気なんだと思ってたけど、…ホントはこんなに震えてたんだ。…ごめんずっと。ボクは、キミと向き合ってなかった。キミはあの人たちからも、ボクからも逃げないで、凄いね」と優しく頭を撫で、褒めてくれた。


その日から、兄は今までの分も取り戻すようにタマキに関わってくれるようになった。

自分がいる場では、両親からの体罰にも声をあげ、守ってくれた。


徐々に笑顔を見せてくれるようにもなった。

ひっそりと泣く自分を必ず見つけ出し、「ボクにしてくれた事、キミに返していきたい」とタマキを笑わせようとしてくれるようになった。


血の繋がりこそないが、一歩ずつ二人は本当の兄妹のようになっていった。



そして現在、兄はシスコンへの道を着実に歩んでいる。


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関連人物

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◆両親

昔は優しかった両親。今は怖くて何も言えない。


大好きな義理の兄。他の人曰く『シスコン』というものに兄は分類されるらしい。

とっても仲良しで「お兄さま」と呼び慕う。

事件後は『自分の行いのせいで兄の手を汚してしまった』と自責の念に駆られ、距離を取っていた。

自分の存在が、大好きで大切で、この世ではじめて自分を見てくれた人を苦しめていると思っている。

現在タマキが目覚めないのも、そういう思いがあるからなのかもしれない。


昏睡状態の夢の中でよく出逢う男の子のお友達。二人は『現在の状態』が似ているらしい。

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外見

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ふわふわのボブヘアー。

クセは強め。

髪飾りは、水色の真珠・エクメア・ファスキアタ(シマサンゴ)の花・珊瑚の髪飾り。


大きな縦長の瞳。ちょっとタレ目気味。

瞳の色は兄と同じ深い青色。


華奢で小さい身体。胸も控えめ。口は小さめ。

露出は両親に制限されているのであまりしない。


胸元の飾りとドレスのフリルには薔薇。

ちょっとゴツめのコルセット(母曰く身体を綺麗に見せるため)

靴のソール部分はガラス製でキラキラしている。

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うちよそ関係

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ぜよさん宅

ぜよさん宅のヒクイさん(ソウブレイズ♂)

編集中!


★お友達関係のみ募集しています。

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関連イラスト

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